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2018年3月16日 (金)

朝鲜问题

 在韩国平昌举行的冬奥会闭幕的同时,美韩联合军事演习拉开了帷幕。我就今后如何解决朝鲜问题,以及今后可能遇到的问题进行了思考。

 朝鲜问题是当今全球最关注的话题。

 近年,朝鲜弹道导弹和核弹头的开发急剧加速。

 2017年11月29日,朝鲜大胆实施了最新型弹道导弹“火星15号”的发射实验。火箭沿着Lofted轨道垂直飞向平流层,最终达到了4800千米的高度。

 据推测,这种导弹通常可以飞行1.3万公里。相当于朝鲜到美国东海岸的距离。实验结束后,金正恩宣布朝鲜拥有了核武器的同时,宣称朝鲜也已开发出装载在弹道导弹上的核弹头。此事对全球军事平衡影响深远。

 “火星15号”作为弹道导弹,距离实际应用还需具备几个条件。1.防止导弹在进入大气层时燃烧殆尽的技术。2.让导弹到达目的地的引导装置。3.在最恰当的时机引爆核弹头的技术。专家预测这些技术的开发需要半年到一年的时间,但具体所需时间尚不明确。

  弹道导弹一旦完成,美国对朝鲜的牵制将名存实亡。原因是朝鲜可以在需要的时候,用载有核弹头的弹道导弹攻击美国首都等重要城市,带给市民巨大的伤亡。

 当这种危险成为现实的时候,美国将无法攻打朝鲜,也无法使用核武器牵制朝鲜。依靠美国的军事影响力来保障国家安全的日本也将受到巨大的影响。同时,可能会有一些国家仿效朝鲜开发载有核弹头的弹道导弹,让国际社会承受核扩散的风险。特别是当支持恐怖组织的国家得到这些武器的时候,人类将面临巨大的威胁。

 美国及其同盟国通过联合国组织对朝鲜进行指责和经济制裁,并施加压力。但仅凭施压就能使朝鲜放弃核武器的研发的话,朝鲜从一开始也不会开始这种危险的开发。所以我认为,无法通过施压让朝鲜放弃核武器。

 美国也充分了解朝鲜的野心,我猜想美国已经在着手准备,在外交和经济手段给予压力的方式得不到效果的时候,趁朝鲜还没有开发出能够用于实战的长距离弹道导弹,通过军事手段让朝鲜放弃核武器。总统特朗普多次明言“所有的选项都在桌子上”这一点,也表明了美国的这种意向。

 如采取军事手段,则需要在短时间内采取有效行动,让朝鲜无法反击。暗杀金正恩的“斩首作战”曾经被热议,但我认为这并不现实。因为这将导致朝鲜政治体制陷入混乱,给予其他国家巨大的影响。所以,“外科手术式攻击”更为现实。首先像打麻醉一样,攻击朝鲜的网络系统,让情报系统陷入麻痹状态后,如同手术一样,短时间内进行总攻,迅速破坏朝鲜军事设施。

 但现实问题是,不论如何在短时间内进行彻底的总攻,都无法完全破坏朝鲜的军事设施。朝鲜一旦反攻,结果可能导致日本和韩国受到重创。实际上1990年代初,克林顿政权曾经考虑使用武力,阻止当时无视国际舆论开发核武器的朝鲜。但考虑到武力攻击会危害到韩国,最终终止了武力攻击的计划。

 在朝鲜战争中,朝鲜曾经和中国“歃血为盟”,同苏联也保持着密切的同盟关系。但1990年代初,为了实现经济发展,苏联和中国纷纷与韩国建交,这导致朝鲜在国际社会上孤立无援。签署停战协议后,当今朝鲜半岛并没有战争,但却是战时状态。我猜测,在这种艰巨的环境下,朝鲜认为开发长距离核武器是维持政权的唯一有效手段。

 从1990年代初到2016年为止,美国主要通过外交手段和施加经济压力,以及6国协定等非武力手段来控制朝鲜的核武器开发。总统特朗普上任后改变了这一方针,不排除用武力来解决问题。

 在这种压力下,金正恩政权采取了通过微笑外交换得时间的高等战术,例如在2018年2月举办的平昌奥运会中,与韩国队伍共同参赛,并派出女子声援队等等。

 通过让朝鲜实施无核化来规避战争带来的灾难并不容易。在此事上,我认为与朝鲜不论是外交,经济,还是历史上都有着密切关系的中国,起着举足轻重的作用。

 现在,整个世界站在一个十字路口。一条路是随着时间的推移,如同其他拥有核武器的国家一样,同意朝鲜拥有核武器。另一条路是,找到一个有效的方法,让朝鲜放弃拥有核武器。

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<日本語訳>

「 北朝鮮問題 」

 韓国平昌で開催された冬季五輪も終わり、米韓合同軍事演習が始まった。 北朝鮮問題がこれからどうなるか、その解決のためにはどのような課題があるか、を考えてみたい。

 北朝鮮問題は今、世界の最大の関心事である。 北朝鮮はここ数年、急速に弾道ミサイルと核弾頭の開発を加速している。

 2017年11月29日、北朝鮮は最新式の弾道ミサイル「火星15号」の発射実験を 敢行した。これは成層圏に向けて真上に打ち上げるいわゆる「ロフテッド」軌道で打ち上 げられ、4800kmの高度に達したとされる。

 このミサイルは、通常軌道なら1.3万kmほど飛行すると推測される。それは、北朝鮮 からアメリカの東海岸まで届く距離である。この実験の直後、金正は北朝鮮の核武力は完 了したと述べた。さらに北朝鮮はまた弾道ミサイルの積載する核弾頭は開発済みとしてい る。このことは世界の軍事バランスにとって重大な意味を持つ。

 「火星15」が、実際の長距離弾道ミサイルとして使えるようになるには、まだ、いくつ かの条件が満たさねばならない。それらは(1)大気圏突入の際にミサイルが燃え尽きな い技術、(2)ミサイルを目標に正確に導く誘導装置、(3)核弾頭を良いタイミングで 爆発させる技術。これらの技術の開発にはどれほどの時間がかかるかは不明だが、専門家 は1年あるいは半年くらいと予想している。

 これが完成すると、アメリカ合衆国の、北朝鮮に対する抑止力は形骸化する。 なぜなら、北朝鮮は、必要な時に、核弾頭付きの長距離弾道ミサイルで、アメリカの 首都をはじめとする大都市を攻撃し、多くの市民の犠牲を伴う致命傷を与えることが 可能になるからである。

 その危険が現実となると、アメリカは北朝鮮を攻撃できなくなるので、アメリカの 核の傘による抑止力は機能しなくなる。アメリカの核の傘による抑止力で安全を確保 してきた日本は最大の影響を受ける。また、北朝鮮を見習って核弾頭付き長距離弾道ミサ イルを開発する国が出てくる可能性があり、国際社会は核拡散の危険にさらされる。特に、 テロ支援国家がこの武器を手にすると人類は重大な危険に直面する。

 アメリカやその同盟国は、北朝鮮に対し、国連を通じ非難や経済制裁などの圧力を 強化してきたが、これらの圧力で核ミサイルの開発をやめるくらいなら、北朝鮮は最初か らこのような危険な開発をやらなかっただろう。したがって、これらの圧力で北朝鮮を 非核化することは困難と思われる。

 アメリカは北朝鮮のこうした意志を理解しており、外交や経済手段による圧力が効力を 持たない場合、北朝鮮が実戦に使える核弾頭長距離ミサイルを手にする前に、北朝鮮を 軍事的に非核化する作戦も準備していると思われる。トランプ大統領が再三言及する ”すべての選択肢はテーブルの上にある”というメッセージはそれを示唆する。

 軍事手段は、北朝鮮の反撃の可能性を封ずるために、短時間で効果的に行われなくては ならない。かつて金正恩氏を暗殺する”斬首作戦”が話題になったことがあったが、これは 北朝鮮の政治体制を過度な混乱に陥れ、関係諸国への影響も大きいので、現実的ではな い。”外科手術的攻撃”はより現実的選択肢だろう。それは麻酔のように、まずサイバー攻 撃などで北朝鮮の情報機能を麻痺させ、手術のように、短時間の総攻撃で軍事施設を無力化する方法である。

 しかし、実際問題としては、いかに攻撃を短時間で徹底させても、完全破壊は困難だろ う。その結果、北朝鮮の反撃で、韓国や日本には重大な被害がありうる。実際、1990年 代初頭に、北朝鮮が核開発を開始し、核開発中止への国際的圧力を無視したため、クリン トン政権では、武力による阻止を検討したことがあった。しかし、武力攻撃は韓国に重大 な被害が出るという懸念のため、武力攻撃は中止された経緯がある。

 北朝鮮はかつて朝鮮戦争中は、中国と”血の同盟”を結び、ソ連とも密接な同盟関係にあっ たが1990年代初頭に、ソ連も中国も韓国と国交を樹立し、経済交流を進めたため、北朝 鮮は国際社会で孤立した。朝鮮半島は今、休戦協定で戦闘は行われないが、事実上の戦争 状態にある。その厳しい環境の下で、北朝鮮は長距離核ミサイルを持つことが、北朝鮮の 現政権の存続を確保する唯一の有効な手段と考えていると推察される。

 アメリカは1990年代初頭から2016年まで、北朝鮮の核ミサイル開発に対し、外交的 非難や経済圧力あるいは6ヶ国協議など非武力手段で対応してきたが、トランプ政権は 武力攻撃も辞さないという大きな方向転換を行った。

 金正恩政権はそうした圧力に対し、2018年2月には平昌五輪に韓国と合同チームで 参加したり、女性応援団を送るなど、微笑外交で時間を稼ぐ高等戦術で対応した。

 戦争による惨禍を回避し、北朝鮮の非核化を進めることは、容易ではないが、北朝鮮ともっとも密接な、外交、経済関係を有し、そして歴史的経験を共有している中国がその重大な課題に取り組むためには、もっとも有効な鍵を握っていると言える。

  北朝鮮が、時間の経過とともに、世界の主要核保有国と同様に、核保有国になることを許容するのか、それとも北朝鮮に、非核化を選択させる有効な知恵を見つけることができるのか、世界は今、重大な岐路に立っている。

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